docomo の Android端末 N-06C を使っていて起きた現象です。
タイトル通りなのですが、発信や着信において次のスクリーンショットのように、連絡先アカウントが存在しているにもかかわらず、+81表記に勝手に書き換わる現象が発生しました。
もう少し詳しく書きますと、N-06C に限らず Android 携帯の場合、連絡先を Google アカウントと同期していれば、当然 GMail の連絡先から電話番号やらメールアドレス、さらには画像の変更も行えるのでとても便利なのですが、090-BCDE-FGHJ や 03-BCDE-FGHJ と言った普通の電話番号を「自宅」や「仕事」として登録しておいても、ある一部の電話番号に対して、N-06C から電話をかけたり、受けたりすると、登録している名前にはならず、+8190BCDEFGHJ または +813BCDEFGHJ といった表記になり、番号種類は「カスタム」と表示される現象でした。
(スクリーンショット上は、「カスタム」でなく、「携帯」になっていますが、これは再現するために撮り直したためです。)
原因
+81表記(日本の国電話番号)付きなだけで、電話機能には問題はありません。2日ほど悩んだのですが、原因は Skype™1にありました。
N-06C に Skype アプリをインストールする前から PC上で Skype にプリペイド料金を支払って、一般の固定電話や携帯電話に電話している時期があったのですが、今回 N-06C で電話番号が国番号付きに変換されてしまう番号は全て過去に Skype で通話したことがある電話番号でした。
Skype では、外部電話に発信する際には、必ず国番号が必要になり、通話記録にも +81 付きで残ります。
そして、今回 N-06C にインストールした Skype でも PC上で使っていたアカウントと同じ物を利用し、かつ、コンタクトの同期設定を「既存のコンタクトと同期」にしてインストールしていました。
そこで、この設定を「同期なし」に変えたところ、無事普通の電話で +81 付きの電話番号で表示される現象が解消されました。
※設定変更は、Skype を起動してサインインし、
N-06C の左下の「・・・」を押下してメニューを表示し、その中の「設定」から行えます。
なお、「既存のコンタクトと同期」設定にしていても、必ずこの摩訶不思議な現象が起こるわけではありません。どうも、次のような理由によるような気がします。
+81表記になる理由
確実なことは言えませんが、Skype の過去の通話記録が「アカウント」として機能し、N-06C の連絡先アカウントと同期した結果、Skype 上の表記が優先されてしまったように思えます。
Skype を「既存のコンタクトと同期」する設定にしていると、連絡先で既に存在しているアカウント情報と同期し、たとえば N-06Cの連絡先アカウントが、
「名無しの権兵衛」=090-BCDE-FGHJ
だった場合、Skype で +8190BCDEFGHJ に電話(+81が必ず必要になるので)すれば、「名無しの権兵衛」と表示されます。
ところが、Skype 側で先に +8190BCDEFGHJ が通話履歴にあり、かつ後から N-06C に連絡先アカウントを作成または、GMail から同期した場合には、N-06C の連絡先上は 「名無しの権兵衛」=090-BCDE-FGHJ とあっても、Skype 上は
+8190BCDEFGHJ = 090-BCDE-FGHJ
であるため、こちらの表記が優先されて、発着信画面に表示されてしまうのではないかと言うことです。
通話履歴を必ず「アカウント」として扱ってしまうのかどうかは、バグかもしれませんし、いつも起こることなのかは不明です。
なお、一度 コンタクトの同期設定を「同期なし」にして、発着信の表示が正常に戻ることを確認できたら、再びコンタクトの同期設定を「既存のコンタクトと同期」にしても、N-06C側の連絡先表示が優先されます。
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